応用情報技術者試験(AP)は、情報処理機推進機構(IPA)が実施している資格試験です。基本情報技術者試験の上位に位置づけられています。この記事では、アラフィフの筆者が応用情報技術者試験に挑戦する模様をかいつまんで紹介します。
応用情報技術者試験とは
応用情報技術者試験(AP)とは、情報処理推進機構(IPA)が実施している国家試験です。経済産業大臣が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の12ある試験の中の1つ。ITエンジニアとして、応用的な知識・技能を有することを国が合格者に対して証明してくれます。
応用情報技術者試験を受ける人は?
受験対象者は、「高度It人材となるために必要な応用知識・技能をもち、高度IT人材として方向性を確立した者」という小難しい規定がされています。要するに、プログラマ(PG)やシステムエンジニア(SE)として5~6年程度業務経験を積んだ人ということです。
受講者の平均年齢は30歳前後ということからも、中堅PGやSEが中心ということが見て取れます。
応用情報技術者試験の合格率は?
気になる合格率ですが、だいたい20%~25%前後を推移しています。
応用情報技術者試験は、情報処理技術者試験の区分でレベル3とかなり難易度が高い試験ということですが、しっかり勉強すれば合格できそうです。ちなみに、筆者は約15年ほど前に中小企業診断士の受験をした事があります。残念ながら合格できませんでしたが、合格率は7%と言われていました。それを思えば3倍も確率が高い!
応用情報技術者試験の試験内容は?
応用情報処理技術者試験は、午前と午後の2段階試験です。
午前試験
試験時間 | 150分 |
問題数 | 80問 |
形式 | 四択マークシート |
内訳 | 問1~50 テクノロジ系 問51~60 マネジメント系 問61~80 ストラテジ系 |
午前の試験は、用語を覚えていればすぐに分かる問題が割と出題される傾向にあります。また、計算問題も出てきますので、慣れておくことが大事。
午後試験
試験時間 | 150分 |
問題数 | 11問中5問回答(必須1科目+選択4科目) |
形式 | 記述式 |
内訳 | 必須 問1 情報セキュリティー 以下より4科目選択して解答 問2 経営戦略 問3 プログラミング 問4 システムアーキテクチャ 問5 ネットワーク 問6 データベース 問7 組み込みシステム開発 問8 情報システム開発 問9 プロジェクトマネジメント 問10 サービスマネジメント 問11 システム監査 |
午後は長文を読ませて解答させるタイプの問題です。高校や大学受験でも英語の試験では長文読解がありましたので、あのイメージです。
アラフィフが2ヶ月で応用情報処理技術者試験に合格する方法
この記事をかいている2022年8月1日時点で、筆者は応用情報技術者試験の勉強をほとんどしていません。とは言え、20代・30代とIT業界で仕事をしてきていることもあり、まったく知識がないわけでもありません。2022年7月に受験したITパスポートは、ほぼ勉強しなくても合格しているくらいの知識はあったりします。
また、20代の頃は、MicrosoftやOracle、Ciscoのベンダー試験にも多数合格しているので、やればできるオッサンのはず。そこで、今回、筆者が実践する勉強方法は、ひたすら過去問を解きまくります。
応用情報技術者試験の午前対策
応用情報技術者試験の午前の問題は、基礎的な問題が多数出題さるので、あいまいな知識ほど誤答の原因になってしまいます。そこで、毎日2時間、応用情報技術者試験の過去問を解きまくることにします。
過去問を解いて間違ったところを集中的に覚え直すことを午前対策とします。
一応、念の為に、参考書は1冊用意しておこうと考えています。
応用情報技術者試験の午後対策
さて、問題は午後対策です。午後は筆記試験です。一応、過去問の正答があるので、しっかりと読み込んでおきます。
とは言え、すべての問に対しての対策を行うのは現実的ではありません。5つに絞って対策していきます。
情報セキュリティは必須なので、対策は必須。
残りの4つは、筆者の苦手ではない分野(決して得意とは言いません)から選びます。
それが、この4つ。
- 経営戦略
- ネットワーク
- データベース
- システム監査
【まとめ】アラフィフでも応用情報技術者試験に合格できるのか?
孔子の言葉に「五十にして天命を知る」とあります。筆者は今年50。これまでの人生の集大成として、後進に人生を背中で語れるくらいにはなりたいと思っています。
ここ数年、毎年4月末から6月末まで東証上場のIT企業の新入社員研修を行っています。この研修に参加してくる「今の若い子」のITスキルが年々目に見えて落ちている現状を鑑みると、今後の日本の行く末が少なからず心配だったりしています。
そうは言っても、これからの日本を支えていくのは「今の若い子」で、筆者のようなオッサンではありません。であれば、「今の若い子」にオッサンでもやればできるよというところを見てもらうのも良いかなと思っています。
で、来年の新人研修で新入社員達に威張ってやろうと思いますwwww。